凝視法 |
ベーシック1(すべての明視距離の方の基本動作です)
1、自分の人差し指か鉛筆を持ち、目の前20〜30cmのところで指先もしくは鉛筆をしっかりと見つめて頂きます。
2、ゆっくりとその指を目の前から遠ざけます。肘がすっかり伸びきるまで遠ざけてください。その動作中はしっかりと焦点を合わせてください。
3、肘がすっかり伸びきった点で3〜5秒見つめてください。その後ゆっくりと指を目の前に戻してください。
4、この動作を20回を1セットして、1日に何セットか行ってください。どこでもいつでもできるトレーニングです。
※明視距離が50cm以上の方は次(ベーシック2)へ進んでください。
ベーシック2(明視距離50cm以上の方にお勧めです)
文字盤のついてる時計(できるだけ離れてみます=3m以上離れましょう)を利用します。
1、まず、人差し指を目の前30cmのところに置き、3秒見つめます。
2、次に時計の文字盤の1時の文字(大抵数字の「1」)を7秒見つめます。
3、続いて人差し指を3秒見つめます。
4、次に時計の文字盤の「2」を7秒見つめます。
・・・・・
こうして文字盤の1〜12まで見つめる練習をします。
1文字10秒ですから12時まで2分の練習ですが、毎日お風呂上りに実行してみてください。
時計の代わりに視力表を用いて同様にトレーニングしても効果大です。
視力表を用いるときは時計の文字の「1」の代わりに一番上のランドルト環という輪を見てください。
2回目にはその下のランドルト環、3回目はその下のランドルト環と下がっていき、見えなくなった段階ではその下に下がらず、横のランドルト環を見てみましょう。
こうして12回1セットとして実行してください。
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瞬視力
アップ法
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ベーシック2を応用します。
指を1秒、時計の文字盤を3秒見つめる方法です。
なれてくれば 指1秒、文字盤1秒という見方もOKです。
かなり疲れる方法ですが、確実に視力アップに役立ちます。
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眺視法
(老眼の方はこちらを中心に行ってください) |
全体を眺めるように見つめてください。
決して何か一つを凝視しないで、全体を把握するような見方です。
たとえば月めくりのカレンダーを眺めて、数字を読まない。
また、外では道路標識を見つめて、読まない。
しかし理解するようにします。
新聞を見てはサブタイトルを一瞬で見て、読まずに理解する、などですが、その後目的の文字を一文字だけ見つめてください。
1、眺視を7秒
2、一点凝視を3秒します。
老眼の方は凝視をすると疲れやすいのですからこの方法を繰り返します。
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3D法
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マジカルアイという3D像を用いた視力アップ法があります。
これに似た方法ですが、交差法と平行法を応用します。
@指を30cm位のところにたてます。
次に3m位離れた像を対象にします。
たとえば右の図の花のようなもの。
じっと指を両目で見てください。
すると指の向こうの花が2つに分離して見えるはずです。
この2つに見える花の中央に指が位置するように指の移動をします。
A次に花に焦点を合わせると、指が2本に見えてきます。
続いて指と向こうの花を1〜5秒間隔で交互に見ます。
花 1秒 指 1秒
花 3秒 指 3秒
というように。
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@交差法 |
A平行法 |
両目で指に焦点を合わせ、じっと見ていると向こうの花が2つに分離して見えてきます。左右の目でそれぞれに画像化しています。
左の花が右目の像
右の花が左目の像 |
今度は逆に両目で花に焦点を合わせます。すると指が2本に見えてきます。今度も左の指が右目の画像
右の指が左目の画像です。
利き目の方が濃く見えます。 |
2つに見えている時片目をつぶってみるとどちらの画像か判ります。 |
脳では左右から入ってきた情報をそれぞれに処理し、もっとも適当なバランスのとれた画像に仕上げていますから、この訓練を繰り返すことにより脳視力のアップを図ることができます。
当院では不同視の方で左右それぞれの視力より、両目の視力が低い時に用います。1回の施術で両目の方が良くなることがよくあります。
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